昼下がりの愛人関係を求めて、高品位デリヘルの女を“半日愛人”にする風俗探訪ブログ。


プロフィール

Author:浅田智郎
浅田智郎
1960年神戸市生まれ。出版社、編集プロダクションを経てフリーのコピーライターとして、あらゆる雑文を手がける。自らを「売文屋」と名乗るように、売れるコピーしか書かない。人妻デリヘル「東急沿線の従順な人妻たち」に出会い、店長とも親交を持つ。好きな作家は、丸谷才一、杉本秀太郎、別役実など。



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その2〜目白の女〜
「江戸切子と愛人体質の女、そしてフランク・ロイド・ライト」

11月にしては暖かい日。落ち着きのある街・目白で待ち合わせた女は、半日愛人にふさわしい大人の女であった。その名は川島由紀子。東急沿線の人妻たち“ザ・ウーマン”の女である。俺好みのセレブ系スレンダータイプ。派手さはないが、上質な黒のワンピースに包んだその肢体は柔らかそうだ。
「少し散歩しようか」というと、「ご一緒します」と並んで歩き始めた。女のヒールが発てるコツコツと言う音を聞きながら散歩するのは男の愉しみである。

目白には昔からの骨董屋が何軒か集まっている。由紀子を連れ、江戸切子のグラスを収集している店を覗いた。明治時代のものを集めているという。江戸切子は今も製作されているが、現代風のカッティングや色合いが今ひとつ俺の趣味に合わない。明治時代の切子は、江戸時代の技術やデザインを引き継ぎながらも、色や形、カッティングに文明開化という時代の空気を感じさせ、気に入っているのだ。値段の面でも江戸時代のそれはとても手が届かないが、明治のそれは、値段も手ごろで間尺に合っている。
由紀子が一目で気に入った瑠璃色の江戸切子のグラスは、俺が前々から目をつけていたものだ。物に対する趣味が合うことは、男女の関係では大事なことだと常々思っている。「これは僕が前々から気になっていたグラスだよ」というと、由紀子の顔がほころんだ。いつもは一人で来る俺が、今日は女連れで店を訪ねた。それもいい女を連れて――。普段めったに口を開く事のない主人が声をかけてきた。「ご趣味が合いますね。」と。
二人のためにそのグラスを買った。
「このグラスで何を飲みたい?」
「ミスマッチかも知れませんが、シャンパンならいただけます」と。

江戸切子1

駅前の通りを自由学園の方向に入ったところに、目白で1軒だけラブホテルがある。住宅街にあるそのホテルは、周りの景観を配慮してか、けばけばしくなくお忍びには最適だ。
ホテルに入り、冷えたシャンパンを早速グラスに注ぐ。江戸切子のグラスを傾ける由紀子の白い喉を俺は見つめていた。柔らかな皮膚に包まれた丸みを帯びた喉仏が生き物のように上下する。極上のエロチシズムだ。いい女は、予想だにしない身体の部位で男を魅了する。堪らなくなって由紀子の顔を引き寄せ唇を奪う。シャンパンのほのかな甘さを残したベーゼ。前職が愛人という由紀子のベーゼは、シャンパン以上に甘やかで俺を夢中にさせた。舌を絡めあい、喉を鳴らしながら口を吸いあう。口吸いという江戸時代の言葉が俺の脳裏をよぎった。キスだけで男を狂おしい思いにさせる女――愛人体質の女のキス。

シャンパンの酔いは女に言い訳を与える絶好の媚薬だ。目元をかすかに染めた由紀子は、「少し酔ったみたいです。ふわふわしています」と言いながら俺の分身に手を伸ばしてきた。バスローブの前をくつろげ、大切な宝物を扱うようにそれを取り出す。
「大きいんですね。」
「大きくても口に含めるだろう。口でして欲しいんだ。」
手に取った分身をいとおしむように見つめる由紀子。顔を伏せ、ゆっくりとそれに口を寄せる。形のよい唇に赤く引かれたルージュが雁首を捉えた。柔らかな唇と熱い口内粘膜の感触が肉幹全体に拡がる。さっき吸いあった舌が肉幹の周りを踊ったかと思うと、由紀子はかぶりを振って俺のものを根元まで深々と含んだ。そして裏筋に舌を押し付けて舐め上げる極上スロート。限界寸前、由希子は唇をはずして、今度は二つのふぐりに舌を這わせてきた。玉袋をひとつひとつ丁寧に口に含み舌で転がすような口唇奉仕。よく動く舌が蟻の門渡りまでに伸びる。男によく仕込まれた舌使いだ。玉の回りを這い回っていた唇が再度肉幹を捉える。由紀子の上下するルージュを見つめながらの極上の精通。白濁した精を由起子はきちんと口で受け止めてくれた。上品で端正な顔をした女が見せる性の奥義―。
さすが愛人として複数の男に仕えてきただけある。

最高の口唇奉仕を味わった後、今度は俺が由紀子にご褒美を与えてやる番だ。恥ずかしがる由紀子に四つん這いの姿勢にし、尻を突き出すポーズをとらせる。すぼまったアヌスから局部を俺の目にさらけ出した由紀子。愛液にヌラリと光るラビヤの輪郭を指でなぞるように愛撫してやると、細い腰をくねらせて次の愛撫を催促する。
「舐めてほしいんだろう。」
俺の言葉に、こっくりとうなずいた由紀子を正常位にして腰枕をあてがう。恥丘からクリットの合わせ目を指で刺激してやりながら、口と舌で存分に可愛がってやった。甘えるような声が、切なそうな声に変わり、切れ切れにあえぎ声を上げていた由紀子は、しなやかな身体を弓のように撓らせ、白い喉(のど)を見せ悦びに達した。
ことが終わり、ベッドで死に絶えた由紀子の頤(おとがい)を挙げ、気付け薬代わりに残ったシャンパンを口移しに飲ませてやる。女はゆっくりと長いまつげを開け、小さな死から目覚めた。

のど

事を終えホテルを出て駅までの道すがら、由紀子は俺の腕に腕を絡ませてきた。
別れ際、「次はもっと飲ませて」といった由紀子の言葉が耳に残る。この記憶だけで男は生きることができるのだ。上質の時間がゆったりと過ぎていった秋の日。由希子と別れ、俺は自由学園の明日香館に足を伸ばした。
フランク・ロイド・ライトが設計したこの学園は、日本に現存するライトの数少ない建築で、実際に使用されているという点で貴重なのだ。ライトが自らデザインした木製の椅子に腰を下ろして、由希子の柔らかな唇の感触を思い起こしていた。そうだ、次は由紀子をここに連れてきてやろう。そしてこの抑制の効いた建築の中で、すばやくあの唇を盗むのだ。キスだけで男を夢中にさせる女――半日愛人としては、勿体ないぐらいの女だった。

目白の女―川島由紀子 愛人体質の38歳
(東急沿線の人妻たち ザ・ウーマン 代々木ANNEX在籍)

2007年1月16日
目黒三田・丸谷坂 
売文屋 浅田智郎


【次回予告】
次回は、市川の女。幕張人妻メッセの川村みなみとの逢瀬をご紹介します。
お楽しみに。

テーマ:人妻・熟女 - ジャンル:アダルト